クレープ&カフェ 原宿三銃士

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クレープと三銃士の歴史

味わうだけでなく、背景にある歴史や物語を知ることで、クレープの魅力がより深く心に響くはずです。さあ、クレープと三銃士が紡いできた歴史の旅へ、一緒に出かけましょう。

世界のクレープ


クレープ発祥の地
フランス・ブルターニュ地方

クレープの起源は、フランス北西部のブルターニュ地方にあります。かつてこの地域では、小麦が育ちにくかったため、そば粉を使った「ガレット」という素朴な料理が生まれました。ガレットは主に家庭で食され、日常の食卓を支える大切な存在でした。
その後、地域の文化や食の発展とともに、甘いクレープが誕生し、フランス全土へ、そして世界中へ広がりました。ブルターニュで育まれた伝統と、地元の人々が大切にしてきた生活の知恵が詰まったこの一枚の生地は、現代でもその歴史を感じさせてくれます。
クレープを味わうことは、ブルターニュ地方が紡いできた豊かな物語とつながる瞬間でもあるのです。

クレープを作る様子

日本のクレープ


日本クレープ文化の始まり
東京・原宿

日本にクレープが広まったのは、1970年代に東京・原宿で始まったとされています。フランス発祥のクレープは、原宿の若者たちの間でおしゃれなスイーツとして人気を集め、次第に日本独自のスタイルへと進化しました。
フランスの伝統的なものとは異なり、生クリーム、フルーツ、アイスクリーム、チョコレートなど多彩な具材を包み、片手で食べられる「テイクアウトクレープ」が登場。これが原宿のストリート文化と結びつき、全国的なブームを巻き起こしました。
日本のクレープは、カジュアルな食べ歩き文化を象徴する存在として進化を続け、今も世代を超えて愛されています。

日本のクレープ

原宿三銃士


三銃士始まりの地
東京・原宿

1970年代、フランス料理のシェフだった創業者がパリの屋台に着想を得て、原宿表参道で開業した「原宿三銃士」は、一大クレープブームを巻き起こしました。雑誌「anan」や「NON-NO」で取り上げられ、食べ歩き文化と共に全国へ広がり、80年代にはフランチャイズを含む60店舗へ拡大。2023年、長年店長を務めた経験をもとに神戸で復活し、2024年には六甲商店街に移転。
今後もFC展開を進め、オリジナルのクリスピー生地と自家製生クリームを中心に、伝統を守りつつ進化し続けていきます。

原宿三銃士の店舗